まず長いスポークを切断します。
リムは32穴なので、前輪が208mm×32本、
後輪が208mm×16本、205mm×16本必要です。
スポークを切るために工具4つを候補に挙げました。
楽に切れるのは一番左のボルトクリッパーですが、切断面があまりきれいではありませんでした。
良かったのは一番右でした。
これはワイヤークランプのカッターです。
ねじを立てるのはホーザンのC-700というスポークねじ切り器。
2年くらい前に買ったものですが、ようやく日の目を見ました。
取説には、スポークの先端を図のように整えろ、と書いてあるので
小さなグラインダーで処理します。
これがねじ切り器です。回転する3つのダイスがついていて転造していきます。
これがなかなか上手く行きません。
まず、ダイスが食いついてくれない時があります。一度食いつかないと、
あとはいくら力を入れてもダメ。
ねじが立てられたと思っても、ダイスがバラバラなところを通るのか、
2条、3条の浅いねじになっていたり。
原因は先端処理の影響だと結論付けました。
グラインダーで先端を一旦平らにし、ちょっとだけ面取りしたものが成功率が高かったです。
取説のように丸く処理すると歩留まりはとんでもないことになってしまいました。
先端の処理をいろいろ変えてみたり、こまめにダイスを掃除してみたり、油の量を変えてみたり、
ダイスの押しつけ力を調整したり…。
最終的に九割五分くらいの成功率になりましたが、満足の行く出来は五割です。
このキカイ、苦手です。
ということで、208mmの長さは手に入るので発注しちゃいました。
205mmだけ作りました(最終的には使いませんでしたが)。