先週のポタでミニベロSeraphのシフトレバーが折れました。SRAMのRIVALでShimanoでいうと105くらいのグレードです。これの右のレバー(ダブルタップ)がポロリ。
このコンポーネントは初代ロードのAnchor RFX8に使っていました。Anchorは105の完成車だったのですが、SRAMのものめずらしさと1本レバーの操作性、触覚がないことに魅力を感じて納車半年くらいで取り換えました。
Anchorで8494km、その後Seraphに移植して526km、合計9020km走ったところで昇天しました。
ダブルタップが折れるという情報は知っていたのですが、まさか自分のは…。ったくしょうがねーなー。
折れたとき、その部分を見たら鋳物の断面で、ニッケルめっきぽかったので、鉄の鋳物(鋳鉄)だと思いました。
後日折れて分離した破片をブラケットから救出しました。
壊れた部材だけにしてみました。結構複雑な形をしています。図面に起こすのが大変そうです。切削加工だと相当コストがかかりそう。鋳造なら型さえ作ってしまえばあとは簡単です。
で、これ、非磁性体でした。銅合金の色ではありません。比重を計算してみたら8くらいだったので、アルミでもないです。どうやらステンレス鋳物のようです。また、擦れた部分が赤っぽくなっているので、ステンレス鋳物に銅めっき(銅下)をして、その上にニッケルめっきをかけたもののようです。
こすれた部分は
銅下が見えて
いる。
鋳物は硬いけど脆い。鋳物は変形せずに破壊します。鋳物でなければ壊れる前に変形するので、最近調子悪いなーという期間がありますが、鋳物では前兆がなくいきなり逝っちゃいます。
ネットで検索してみると折れた画像が複数見つかり、判で押したように同じ壊れ方でした。
ということで、SRAMは諦めることにしました。実はBROMPTONにどうかなー、とダイアコンペのダブルレバー(フリクションタイプ)を仕入れていました。
BROMPTONは2速にしてしまったこともあり、このレバーは当面不要に。幸いなことに、Seraphにはヘッドチューブに台座があるので、ダブルレバー仕様にします。
バーテープを半分
だけ解いてシフトの
アウターを抜きます。
ドライヤーで温めると
バーテープの両面テ
ープがはがれ易く
なります。
30数年ぶりのダブルレバー、高校生の時のサイクリング車以来です。。あの頃のリアはたしか5段、今の10段では操作がシビアです。ちょっとだけ乗ってみましたが、変速の感じはずい分昔のガリガリしたのと違って、滑らかで気持ちの良いものでした。
ワイヤー先端は
いつものはんだ
あげ。
左のフロント変速レバー(ダブルタップ)はまだ壊れてないので、こっちはまだこのままで行こうと思います。
ということで、右だけのシングルレバーとなりました。(混合栓じゃないよ)
しかし…、10速でフリクションはシビアだなぁ。ま、いいか。しばらく様子を見てみます。
今のロードもSRAMを使っています。FORCEというRIVALより一つ上のグレードですが、壊れた部品は同じみたいです。これも遅かれ早かれ壊れる運命なのかな。
現在約3500km走行、実はレバー折れ事件のちょっと前からコンポを変更しようかなーとリサーチしていたところなんです。これで換装する決心がつきました。そのうちに取り換えようと思います。