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自転車好きの工作好きです
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    BROMPTONのBBシェルは何故か樹脂製です。これじゃあって交換している方は結構多いようです。
       
     




     
    自分のも特に不具合などは出ていませんが、交換することにしました。
    クランクはこのまま使うつもりです。

    クランクは普通のコッタレスです。軸はスクエアテーパー。
    換装例の多いTANGEのBBにしました。
    純正のBB軸長は119mm、TANGEでこれに近いものだと118mmがあります。
    他の方のブログを見てみると、113mmにしている人が多いのに気づきます。118mmの方が純正に近いのに変だな、とは思いながらも118mmを発注しました。軸長が長いと折りたたんだときに干渉しそうだし、短いとフレームと干渉する可能性があります。なるべく純正のQファクター、チェーンラインを変えたくありません。


    118mmのBBが届いて、早速交換してみました。すると、クランクアームがスクエアテーパーの途中で止まってしまい、奥まで入っていきません。実用には耐えるかもしれませんが、見た目がよろしくありません。折りたたみ時の干渉は確認しませんでした。


    調べてみると、BB軸のスクエアテーパーには2種類あることが分かりました。JIS規格とISO規格。ちなみにNJSはISO規格だそうです。
    テーパー角は両方とも2度ですが、ISOの方が若干細く長いようです。
    もっとよく調べてみたら、テーパー先端部の二面幅がJISは12.63mm、ISOは12.5mm。ただし、テーパー長さが同じではないので単純に比較はできません。
    TANGEのテーパーはJIS、BROMPTON純正はISOだったため、ISO用に作られたクランクアームはJISの軸には少々穴が小さく、奥まで入っていかなかったようです。

    だから皆さんは、純正クランクでBBをTANGEに変えるときは113mmを使うのかな。

    クランクをJIS規格のものに変える手もありますが、純正で十分(というか純正がいい)だと思っています。他社製だと、折りたたみに支障が出そうな気がするし、何よりチェーンガードが思いのほか機能するので気に入っています。それと、シンプルな(ちょっとチープ)外観も。

    BBを買いなおすか。
    でもその前にやってみたい事があります。
    テーパー面を削ればいいんじゃないかな。

    で、そのときに計算した値がこれ。


    クランクアームを1mm引っこますには、テーパー面に対して垂直に0.035mm削ればいいと出ました。なにやら回りくどいことになっていますが、要するに旋盤で加工するならtanθ、フライス加工ならsinθってことです。円錐テーパーなら旋盤、平面テーパーならフライス、今回は四角錐なのでフライスです。と言ってもテーパー角2度ならtanでもsinでも誤差の範囲。
    BBはベアリングが圧入されていたので、軸からベアリングを引っこ抜いて軸単体にしました。そんなことをしていたのが昨年の7月、そのまま何もせずに一年が経ってしまいました。



    ところが最近、どういう訳か急にやる気が出て、再開したくなってきました。

    テーパー面を削るに当たり、フライス盤をちょこっといじります。送り台にセットしてある材料固定のバイスを、2度傾けてテーパー面を送り台の動きと平行にします。この状態で軸を固定すれば軸の芯は2度傾き、削る面が前後軸と平行になります。NC(CNC)じゃ無いので、エンドミルを滑らかに斜めに動かすことはできません。もっとも今回の場合はNCでも冶具を傾けたほうがいいでしょうが。



    そして削り始めました。思ったより削りやすい材料でした。最初φ6.5、シャンクφ10の長めのエンドミルを使っていましたが、何となくたわみが多いいような気がしてφ8のストレート(短め)に変えました。
      








    四面×左右、無事に削れました。3mmほど引っこませたいのでテーパー面を0.1mm削りました。

     
    こちらはまだ削っていない側


    こっちが削った側


    クランクをつけてみると、おー、付いた付いた、よしよし凹んだぞ。ちょっと凹みすぎかな?

    削って無い方(フィキシングボルトは締めていません)


    削った方(フィキシングボルトは締めています)



    BBシャフトにはベアリングの当たり面以外はめっきが掛かっています。くすんだ銀色、亜鉛めっきかなあ。ちょっと分かりません。今回削った部分はもちろん鉄の素地が出てしまいました。一応めっき掛けておこうかな。
    ということで「めっき工房」の出番です。



    めったに使いませんが、このおもちゃのようなものでも家庭で電気めっきができます。
    一応、銅下(銅めっき)の上にニッケルめっきを施してみました。

    銅下完了


    銅下の上にニッケルメッキ。めっき液が古いせいかあまり乗りが良くない。




    BB軸にベアリングを圧入してもとの状態に組み上げます。たいして力のいらない圧入なので旋盤のテールストックで押し込みました。



    このまま押すと外輪を押してしまうので、内輪と同じくらいの径のパイプを使いました。


    分解時はどうやったか記憶に無いのですが、ベアリングプーラーが部品のそばにあったのでおそらくこれを使ったのでしょう。まったく忘れてしまいました。引き抜くときはどうしてもベアリングの外輪を掴んでしまいます。本来は交換すべきですね。


     
    BBを交換して終了。右側はもう少し外側の方が安心ですがしょうがない、これで様子を見ます。




     
    少しだけ走ってみました。BBの違いなるものは、、、正直体感できません。自己満足です。
    おまけによく見ないと分からない地味~な改良でした。
     

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    無題
    emoさん、こんばんは!

    工作好きの面目躍如ですね。
    このフライス盤もご自宅にあるんですね。
    私の模型用では、歯が立ちません。
    エンツォRさん / 2013/07/28(Sun) / URL
    Re:無題
    エンツォRさん、こんばんは

    実はこいつの前にPROXXONのNo.16000フライスマシンセットというのを使っていました。
    金属(とくに鉄)を削り出すとさすがに限界が見えてきたので、友達に売って今のに換えました。
    でもこれ以上のものは、一人では持ち上げられなくなるし、こっちが限界です。
     (2013/07/28)
    無題
    うんうん、これはネット上で売れますね。いっぺん出してみましょうよ。
    kincyanさん / 2013/07/29(Mon) / URL
    Re:無題
    リタイヤしたら考えますかね。

    それまでは、近しい人なら実費で、ってスタイルにします。
     (2013/07/29)
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