10速用のチェーンリングと1/8のチェーン。この組み合わせで3700km乗ってきましたが・・・
2年前にBBをアルテ、クランクを105に交換しています。(記事はこちら)
クランクは初代ロードのRFX8に装着されていたもので、コンパクトクランクです。これにスギノのギヤ板を付けていました。このギヤ板は9・10速用の薄いものです。クランクは乗り始めて一年半後、走行距離3300kmの時に交換しました。現在は約7000km、あれから3700km走りました。
2、3ヶ月前からクランクを回したときの「ゴリゴリ感」が気になっていました。調べてみるとBBやペダルではなくギヤ板とチェーンの相性ではないかと推測されました。チェーンオイルを塗ると収まっていたのですが、最近は常にゴリゴリ。ギヤに出来たバリを削ってみても変わりません。薄いギヤ板に幅広のチェーンじゃやっぱり無理があるのかな、とギヤ板を取り替えることにしました。
しかし目的のギヤ板は存在しませんでした。PCD110の厚歯がないのです。PCD130か144ならピスト用として多数存在します。
BBはシマノのホローテックⅡ用です。雨ざらしですが、まだまだ使えそうなのと交換が容易なので変更するつもりはありません。なのでまずこれに合うノーマルクランクを調達しました。105ではちょっと高いのでTiagraをチョイス。
左クランク内側に凹みが2箇所。ドリルの先を少し当てた「もみ付け」のような感じ。何だろう?
これにスギノの厚歯46Tを組み合わせました。ギア固定ボルト&ナットは、前回は薄歯一枚を取り付けたときはナットが長すぎてそのままでは締め付けられなかったのですが、今回はギヤ板が厚いので問題ありませんでした。
組み合わせるとこんな感じ
ついでにチェーンも交換しました。KMCのごく一般的なもの。
10速用のギヤ板は2mm弱、シングル厚歯は3mm弱です。
並べてみるとこんなに違う
交換前 105(PCD110)のクランクに46Tのチェーンリング
交換後 Tiagra(PCD130)に46T
チェーンは走行距離7000kmで、1リンク(半コマ)ほど伸びていました(全部で102リンク)。
これを考えると、4~5000kmで交換した方がよさそうです。ロードじゃ5000km走ってもほとんど伸びないんだけどなー。
旧ギヤ板+旧チェーンは引っ張るとこんなに隙間が開きますが、新ギヤ板+新チェーンでは引っ張ってもほとんど隙間ができません。
歯はこのように減っていました。伸びたチェーンの影響が大きそうです。
これは新品
今回のチェーンはクリップ付なので付け外しが簡単。
伸びていた半コマ分のチェーンの張りを調整してグリスを薄く塗りました。チェーンガードとペダルを付けて完成。
ゴリゴリ感は全くなくなりました。ギヤ板とチェーンの寿命も延びるでしょう。