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自転車好きの工作好きです
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    フロントディレーラー(FD)には「ここにワイヤーを通してください」という溝があります。
    RIMG5649_R.JPG





















    しかし私の場合はここを通しています。
    RIMG5652_R.JPG



















    BHはFDに不具合を抱えていました。
    ある前後ギアの組合わせによってはチェーンと擦ってました。普段はほとんどインナーを使っているので、インナー優先で調整するとインナー×トップ、アウター×トップ3枚でチャリチャリ。
    しかし「やっちゃダメ」という組み合わせなのでいたしかたありません。
     
    レバーはSRAMのForceでFDはShimanoのFD-7900。
    (チェーンはCN-7901、スプロケットはSRAM、クランクはFC-6650-G、インナーチェーンリングはFSAの36T、38TかShimanoの34T)
     
     先日後輩に自転車を組んだ時は、ST-5700×FD-5600の組合わせでした。
    これもShimanoの互換表によると「互換性なし」だったのですが、トリム操作を一箇所すれば全段擦らずに使用可能でした。自分のと比べてみると実に気持の良いものでした。これが普通とはなんともウラヤマシイ。
     
    いままで諦めていましたが、何とかならんものかといじり始めました。
     
    これの原因は、FDの動き量が足りないためです。
    元々FD-7900はST-7900でしか引けないことになっています。

    ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
    79シリーズはインナー時にアウターとチェーンが当たるのを防ぐために間隔を広げている。そのためにFDの移動量を大きくしている。
    FD-7900は以前のモデル(対称はFD-6700)とレバー比が異なっている。同じワイヤーの引き量なら80%の移動量。その分STIのほうでワイヤー引き量を増やしている。だからST-7900しか使えない。
    クランクは古いモデル(間隔が狭い)でも使えることになっている。
    移動量が大きい分にはアジャストボルトで規制できる。アジャストボルトを動かすとトリム操作に支障がでてくるが、79は「トリム不要(トリム機構がない?)」を謳っているので問題ない。

    (この考え方で合ってますかね?互換表には「互換性なし」と表されているだけです。どういった理由でダメなのか書いてくれると助かるんだけどなー。)
    ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
     
    SRAMのレバーはShimanoの旧モデルと同じくらいの引き量でしょう。
    なのでFD-7900と互換性はないはずです。

    ここでシフトの引き量を増やすには…。
    レバーの改造はそう簡単に出来そうにありません。たぶん壊れるだけでしょう。
    FDを見てみると…、テコの原理で動かしています。
    ワイヤーを固定しているところが作用点、アームの回転中心が支点、FDを動かすところが作用点。ってことは、これらの長さを変えればレバー比が変わります。支点、作用点はいじれません。ところがワイヤーを固定しているところは変えられそうです。FDを今より大きく動かしたいんだから、力点を支点に近づければいいことになります。(ただしその分重くなります)
     
    固定部には「ここにワイヤーを通してください」という溝が掘られています。これを無視して支点に近づけました。
    そのままボルトを締めるとワイヤーが潰れてしまうので「こっちも通せますよ」と溝を掘りました。
     
    作動させてみたら上手くいきました。
    軽~く擦るところがありますが、これはゲートを無理やり広げれば何とかなりそうです。
    引きは重くなりましたが、走っていればそれほど感じないレベル。もともとあんまり触らないし。
     
    以前使っていたFD-6700と、アームの長さを比べてみました。
    FD-6700 力点-支点:16mm、支点-作用点:18mm
    FD-7900 力点-支点:20mm、支点-作用点:18mm
    アジャストボルトでの制限を考えなければ、本来の80%くらいしか動かせなかったことになりますね。これがワイヤーの通り道を変えたことにより、力点-支点が偶然にも16mmくらいになりました。
    RIMG5654-1_R.jpg


















     
    デメリットは
    ・引きが重くなった
    ・重くなったことによりレバーに負担が掛かる(SRMAのレバーはたまに折れるらしい)
    ・ワイヤーの根元(FDの固定部)に負担が掛かりそう
    まあどれも許すことにしましょう。

    Cadで描いてみました。
    各々の位置・角度・ワイヤーを引く方向などで変化しますが、例えば力点が水平より15度、作用点が鉛直より15度の初期状態で、図の方向にワイヤーを10mm引いたとき、支点-力点距離を20mmから16mmにすればFDの水平移動量は1.92mmほど増えています。
    FD2.jpg



















    わざわざこんなことするならFD-7900使うなって感じですね。
    ただ、SRAMのFDの評判があまりよくなかった(というかShimanoの評判が良かった)のと、FD-7900はばねを適正化して軽い操作になった、というのに飛びついてしまった結果です。変えてすぐは「軽くなったなー」と思いました。当たり前ですよね、動き量が3/4になってた訳ですから(ばねの強さにもよりますが)。

    Seraphも似たような組み合わせなんですが、不思議なことに気になりません。クランクがノーマル、FDの取り付け角度の違いなどで軽減されているんだと思います。

     
     
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    無題
    難しすぎて、適切なコメントができませんでした^^;。
    kincyanさん / 2012/05/29(Tue) / URL
    Re:無題
    単なる自己満足です。
     (2012/06/08)
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