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自転車好きの工作好きです
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    ひょんなことから輪友の自転車を組むことになりました。











    「フランドルのライオン」ことベルギーの名車・ムセウです。








    このロードレーサーのオーナーさんは、現在ムセウに付いているコンポを新しいクロモリフレームに移植し、ムセウにはシマノコンポを取り付けたい、といったご希望。

    ちなみにクロモリフレームは半年ほど先になりそうです。



    ムセウから取り外したコンポはカンパのケンタウル。フレームとともに、いい感じに使い込まれています。聞けばプロがレースで使用していたものとのこと。

    クランクはウルトラトルクという方式、カンパは初めて触るので新しい発見がたくさんあります。

    左右のクランクはBB中央で結合される方式です。ベアリングはクランク軸に圧入されていて、クランクと一緒にくっついてきます。

    この後のパワートルクという方式は、シマノのホローテックの様にアクスルは右クランクと一体です。でもベアリングは右がアクスルに、左はBBに圧入されているようです。



    ムセウのBBハンガーはBB30という規格で作られていました。カンパもシマノも30mmアクスルのクランクは作っていません(カンパは2014年に出すようですが)。



    このハンガーにクランクを付けるために、BBベアリングを受けるBBカップが圧入されていました。接着剤が使われているようで、木を当てて叩いてみたところビクともしませんでした。普通はおそらく小判型の抜き取り冶具を入れて叩きだすのでしょうが、それは持っていません。

    ヘッドワンポンチ(タコさんウインナー)で試したところ、若干小さくて掛からない。そこでタコさんの脚の方から丸棒を突っ込んで、脚を広げるようにしたら掛かりました。その状態で叩いたら動きました。様子を見ながら均等に叩き、やがてポロリと取れました。

    思った通りで、ここには接着剤が使われていました。BB30の留め輪の溝も接着剤で埋まっていました。



    クランクの下の黒い部品がBB30用のカップ。右側のカップ(写真では向かって左)にはベアリングの抜け止めピン(針金のようなもの)がある









    左クランク ベアリングの上に波ワッシャーがある。これでBB幅の誤差を吸収しているようだ









    BBの中ほどに切れ目が入っている。一体モノではないのかもしれない。オーナーはカチカチ音に悩まされていたがここに原因があるのかもしれない









    クランク・BBをバラすのに使った道具たち











    ヘッド回りも見てほしいという要望があったのでフロントフォークを抜きます。一般的なアヘッド構造、テーパーヘッドチューブでベアリングは上が1-1/8”、下が1-1/2”かな。測ってないので正確には分かりません。ともかく異径です。



    グリス切れなどはありませんでした。ベアリング、特に下側は錆がありましたが、当たり面(テーパー部)はきれいだったので、固着などの問題は無いと判断しました。ベアリングはシールドタイプだったので(ゴムシール)表面を拭くだけに留めました。

























    前後のディレーラー、ワイヤー、ボトルケージなどを取り去ってフレームを掃除します。オーナーさんはズボラな性格らしく、掃除のしがいがありました。



    白い塗装部分の黄ばみが目立つので何とかならないかと言われましたが、取り返しのつかないことになるかもしれないので手を付けませんでした。白塗装の変色というより、いちばん表面のクリアー層の劣化だと思います。













    掃除の後にコーティング処理をしましたが、新品にはなりませんでした。







    畳の上というのが素人臭くていいでしょう?







    リアメカハンガーの取り付けねじが緩んでいました。六角穴が小さいので舐めないように増し締めします。普段見過ごしがちなところですが、小さいねじでねじ長も短いので時たま見てやってください。



    硬そうなフレームですが、シートステイとフロントフォークにはカーボンのほかに亜麻(アマ=Flax:麻とは違う、亜麻色の亜麻)を使っていて、ベルギーの石畳でも走れるように、しなやかな乗り心地だそうです。私には分かりませんが。











    掃除が終わればパーツの取り付けですが、その前にBBの前処理が必要です。カンパ用のBBカップを取り外した後には接着剤が残っています。今回ここに入れるのはシマノ・ホローテックⅡ用のBBです。今度のBBは、圧入でなく、BBの真ん中でねじ固定するタイプ。本来の圧入部分とは、2条の細いOリングで接するようになっています。その面の接着剤の残骸をワイヤーブラシで取り除きました。












    接着剤除去後、止め輪の溝は今回使わないのでそのまま









    これがBB30にホローテックⅡを取り付けるアダプタ(BB)

    中央の青色はねじの緩み止め、赤いパーツはアクスルのシム(予備2個)

    圧入ではないので、グリスアップして取り付けます。左側には2mmのスペーサーが入っています。これを抜くと70mm幅のBBハンガーにも対応できる?BB30は68mm幅しか存在しない筈だけど。不思議です。


















    あとは普通に組むだけでした









    ポジションを変えないように右レバーを残して、まずは左を105に交換













    バーテープはハンドルのロゴが見えるように短めに(最初はロゴが隠れるまで巻いてあった)







    カーボンハンドルです





    (ナイショですが、本当はなんちゃってカーボン)





    ワイヤー先端ははんだ処理









    7.77kgは手持ちのホイール時なので、参考記録です














    カンパ・ケンタウル仕様から、シマノ仕様になりました



    レバー:ST-5700

    フロントメカ:FD-5700-F

    リアメカ:RD-5700-SS

    クランク:FC-6750

    ブレーキ:RB-5600



    日曜日に預かって、翌週の日曜日に引き渡すことが出来ました。



    オーナーさんにとって初シマノ、喜んでいただけますでしょうか?







     



     



     

















    おしまい









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    ■ コメント一覧
    自転車屋
    あっさり書かれていますが、結構大変だったんですよね。いろいろな道具をお持ちのようで、探究心も旺盛なので自転車屋はできそうです。店を開かれたら第一号の顧客になります。
    kincyanさん / 2013/10/16(Wed) /
    Re:自転車屋
    預かる一週間前に実車を見たとき、BB30だったのにはちょっと驚きました。
    でも預かってからは概ね想定の範囲でした。

    あとは、「DuraのBBがいい」というオーナーさんの無茶ぶりにどうやって対応するかです。
     (2013/10/16)
    無題
    なんだか分かんないのですが、あのラッキョウのような尖端が4つに裂かれている工具は何なんでしょ?ラチェットレンチの手元にダイヤル?が有るのはトルクレンチ?それにしてもスプレー状の薬剤が沢山ありんすね。 感服奉る。
    Bさん / 2013/10/16(Wed) / URL
    Re:無題
    先端が裂かれているでっかいタコさんウインナーみたいなのが、ヘッドワンポンチとかヘッドワンリムーバーとか言われるものです。名の通り、本来はヘッドチューブに圧入されたワンを取り外すときに使います。今回はこれで圧入・接着されていたBBカップを叩き出しました。

    このトルクレンチはチャリでよく使う、容量2-12Nmのものです。
     (2013/10/16)
    無題
    素晴らしい仕上がりで感激しました。
    BB周りの作業は大変だったと思います。
    DURA化はヨタなので忘れてください(笑)
    今回のお願いは私も色々考えるいい機会になりました。大事に乗ります。
    ありがとうございました。
    テガさん / 2013/10/17(Thu) /
    Re:無題
    そう言っていただけると安心します。

    BBのDura化、あんまり期待しないで待っててください。そのうちどうにかなるんじゃないかと・・・
     (2013/10/17)
    自転車屋?
    emoさん、おはようございます。

    あれ、これテガさんの自転車だったんですね。
    emoさんらしいご丁寧な仕事です。
    テガさんの新規クロモリバイクも気になります。
    それもemo自転車店で組むのかな?
    自転車店開店の際の第1顧客も決まったようですし、私は第2の顧客になろうかな、それとも従業員になろうかしらと悩むところです。
    では。

    エンツォRさん / 2013/10/19(Sat) /
    Re:自転車屋?
    エンツォRさん、こんにちは。

    そうなんです、テガ親分から頼まれました。
    自分以外の人が乗る自転車を組むのは、適度な緊張感があります。
    当然よく知った人になるので、この人ならこうかなー、とかいろいろ想像して組み上げました。


    >私は第2の顧客になろうかな

    何をおっしゃる、エンツォRさんこそお店開けれるじゃありませんか。

    ではまた。
     (2013/10/19)
    きめ細やかな気遣いがすごい・・・
    もぅ、溜息しか出ませんが...
    接着剤で着いたものが外れることに驚き
    バーテープ巻の心遣いに感心しきりです。

    emoさん、このきめ細やかな性格はホキの作品に通じてますね。
    自転車屋になれるけど、超写実画の画家にもなれるんじゃないですか?
    たすけさん / 2013/10/23(Wed) / URL
    Re:きめ細やかな気遣いがすごい・・・
    木とか樹脂ならともかく、金属同士の接着は大抵接着剤の方が弱いので取れると思ってました。

    絵ですか。実は絵心というものが無いんですよ。図は描けるけど絵は描けない。なので観るだけです。
     (2013/10/24)
    コーティングについて
    恐れ入ります。
    内容にフレームのコーティングがちらっとあったので少しお聞きしたいことがあります。
    フレームの色あせみたいに黄色くなるといった現象を、掃除したというのはどうされたのかを教えていただけたらと思います。
    自分の場合、リム部分のロゴ塗装が何か黄色くなってしまいました。
    何かヒントか解決を探しています。
    何卒、よろしくお願い致します。
    もくさん / 2013/11/04(Mon) /
    Re:コーティングについて
    もくさん、初めまして、こんにちは。

    今回黄ばみには手を付けませんでした。おそらく塗装のいちばん外側のクリア層の劣化だと思われます。古いセロテープが黄色く変色するのと同じ現象だと理解しています。これを修復するには、「漂白」みたいな作業をしなければならないと思いますが、素人なのでやめておきました。一般的に金属部分に優しくないだろうし。

    結局汚れを落とした後にコーティングしておしまいでした。コーティングはブリスというものを使いました。
     (2013/11/05)
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