今年のクリスマスイブの日は出勤日でした。定時で上がり、なるしまフレンドに寄りました。
http://emochin.blog.shinobi.jp/%E6%95%B4%E5%82%99/seraph%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E5%8C%96%E3%83%BB%E5%89%8D%E7%B7%A8Seraphスレッド化・前編
前からミニベロ・Seraphをスレッドにしたいな~、と思っていました。
現在は、なんちゃってアヘッドにロードのステムです。
ちなみにこのなんちゃってアヘッド(スレッドレスコンバーター)は700円くらいでした。
スレッド化にとって一番の壁はハンドルクランプ径です。
最近のロード用のドロップハンドルのクランプはほとんどがφ31.8、(φ35というのもある)
これに対してスレッドステムはφ25.4かφ26です。手に入りやすいNITTOでは
特に長いポストのものはφ25.4しかありません。幸い私のSeraphのフォークコラムは
ヘッドチューブから40mmほど飛び出ているので短いポストのステムで済みそうです。
(SeraphMR標準のフレームセットではこの飛び出た部分がなく、長いポストのステムを
使わないとポジションが出ないんじゃないかな)
ハンドルの好みはコンパクトシャローでリーチ・ドロップとも小さいもの。
お店でハンドルを探すと良さげなハンドルを発見しました。
小型のシャローで幅380mm、シルバーが欲しかったのですが黒しかないのでガマンします。
TNIのエルゴノミック・シャロー・エコというのもでした。
ステムもありました。NITTO・Dynamicの100mm。
ハンドルとステムを手にとってしばし眺め、通りがかった店員さんに質問。
「このステムにこのハンドル、通りますか?」
ハンドルの肩の部分が結構きついRだったので心配になったからです。
他の店員さんにも当たってくれると、経験があるような無いような。
「無理」と言う人もいるし「行ける」と言う人もいる…。
いずれにしてもクランプの「割り」の部分をかなり広げないと通らないようなので、
「決してお勧めはしません。ダメだったら持ってきてください(工賃かかりますが)」
との忠告を受けながら購入しました。
できないかもしれない、と言われると俄然やる気が出てくるのは何故でしょう?
お店の人は、隙間に何かを差し込んでこじるように開いて・・・と言っていましたが、
ねじで広げることにしました。
予想よりもかなり広げないとダメでしたが…、結果は…無事成功しました。
こんなに広げられて可哀そうです。
今回使った冶具は以下のもの。
クランプねじはM8なので一回り小さいM6を使います。
「割り」の隙間にナットを入れるのですが、そのままだと入らないので薄く削ります。
元のねじ山を傷めないために、パイプを作ってクランプのめねじに入れてガードします。
持ち出した押しねじがちょっと短かかったので、パイプに入るようなスペーサーを作りました。
これでねじを締め込めば、ナットとねじの先端で力を受けて「割り」が広がります。
こじって広げるのと違って保持力は必要ありません。
やってみると分かりますが、通しやすさはステム長とポスト長にもかなり影響されます。
このハンドル形状だと、ステム長は長いほど、ポスト長は短いほどやりやすそうです。
また、クラシカルなシャロー(丸ハン)や大き目のアナトミックならそんなに苦労しないでしょう。
かなり広げたので、開いた口が塞がらない状態になってしまいました(大丈夫かなぁ)。
冶具を取り去り、開いた口をバイスで挟んで形を整えました。
元のクランプねじを締めて出来上がり。
確かに「一般の人」は止めておいた方が無難ですね。
でもやっぱりシルバーのがいいよなー。
でもアルマイト落とせないしなー。
交換は後日になります。
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