1.コラムスペーサー
このSeraphはRawカラーバージョンというもので、標準とは異なるところがあります。
大きく違うところはフォークコラムです。ねじ部が長くなっています。
これは首下の短いステムにも対応するためだそうです。
必要なければ切断してください、ということらしいです。
本来スレッドステム仕様ですが、乗車ポジションを決めるまでは
(その後ずっとかもしれませんが)ステムコンバーター(なんちゃってアヘッド)を使います。
コンバーターも首の長いのはなさそうなので、コラムはそのままにします。
切断しないで使う時にはスペーサーを挟むことになります。
測ってみると40mmほどありました。
こんな長いスペーサーは探した限りでは売ってなくて、何枚か重ねることになりますね。
しかもほとんどがオーバーサイズの1・1/8インチ用ですがこのコラムは1インチ。
40mm分重ねるのというも何だし、作ることにしました。
材料はφ35のA5052S丸棒があったのでそれから削り出します。内径25.4、外径30、
真ん中辺は1mmくらい薄くしてアクセントをつけましょう。
センターで芯押ししたほうが安定するために、まず外側から加工します。
外径の加工が終わったらセンターを外して孔を掘ります。
φ22までのドリルしか持っていないため、φ22からφ25.4までは中ぐりバイトで広げました。
仕上げはフレームに合わせて渋い感じを出そうと、ワイヤーブラシを当ててみました。
突っ切りバイトで切り落とします。突っ切りはいつもながら下手っぴですね。
剛性不足ということで、ミニ旋盤のせいにしておきましょう。
端面を仕上げて完成です。さらっと書いていますが、ちっちゃい旋盤では1日仕事です。
ワイヤーブラシを当てたのが良いような、良くないような。単体で見ると悪くないんですが、
組んじゃうと、ビミョーですね。まあ、手作りの良いところでもあります。
2.RD取り付け
リアディレーラーはSRAMのRIVALです。
ポン付けしたところ、ギア鳴りがします。トップギアまで落ち切ってくれません。
ワイヤーを完全に緩めてもアジャスタの調整範囲を超えています。
アジャスタねじより先に当たるところ(リンクのどこか)を削ろうかとも思いましたが、
恐らくディレーラーをバラさなきゃいけないだろうし、そこだけアルミの地が出ちゃうし。
カラーを入れて取り付け位置を外側に動かすことにしました。
1mmを入れてみましたがまだ足りず、2mmになりました。
エンド金具とディレーラーの間に2mmのスペーサー。
ねじの噛み代が浅くなってちょっと不安です。
後ろから見ると、ディレーラー全体が前すぼみになっているようです。
エンド金具が曲がっているのかな。今度確かめてみましょう。
ハブをつけるときに、元々エンドが左右とも後ろ開きになっているように感じていました。
3.リアブレーキ
写真左がフロント、右がリアです。両方ともほぼ真横から撮っています。
リーチ49mmのキャリパー対応のはずですが、リアはシューがリムからはみ出ています。
今はいいのですが減ってくるとシューがタイヤに当たる可能性があります。
リアのキャリパーは、左右のシートステーに渡したブリッジに取り付けますが、
ブリッジの取り付け穴が上を向いているのかもしれません。
当面の策として上側だけ面取りしました。
ひとまず安心