こんばんは、emoです。
このところ寒いですね。3週間くらい前からの風邪がようやく楽になってきた矢先なので気を付けなければ。
今回も工作ネタ、ステムキャップクロックです。
ロードに乗り始めた頃は日常している腕時計でそのまま走っていました。そこで感じたことは、意外に汚れる、腕も時計も。気になるので安物の時計を買ってハンドルに巻いて使っていました。サイコンでも時刻は分かるっちゃぁ分かるんですが、やっぱ針、アナログでないと。
自転車に乗っていると、サイコンを見るからでしょうがフォークコラムのテッペン、ステムキャップも頻繁に目にします。これがちょうど男物の腕時計と同じくらいの径です。
ということで工作開始です。
まず、アルミの丸棒(たぶんA2017)を削って特製ステムキャップを作ります。上部に時計の”座”が嵌るような形状にします。ステムキャップはフォークコラムの玉当たりの調整で必要ですが、ステムを固定してしまえば、後はたいした力は掛からないので加工には自由度があります。次に時計の座(ステムキャップと時計とをつなぐ部品)を作ります。ステムキャップと嵌合する部品なので、ある程度弾性のある樹脂(POM)で作りました。中心にはM3のタップを立てます。材質が柔らかいのでヘリサートを入れました。
ステムキャップ ”座”
腕時計はバンドを外し、バンドが取り付く出っ張りも削って丸く仕上げます。裏蓋を外して中心に穴を開けます。裏蓋を”座”に両面テープとねじで固定してから時計本体を組立てます。
左:裏蓋
右:裏蓋を取った時計の裏側
これでステムクロックASSYができました。ステムキャップとの嵌合はきつくなく、さりとてガタもないように少しずつ削って調整しました。コインなどででクロックASSYを外せるので、従来どおりの整備はできます。
(視線を落とすとこのような風景が見えます)
時計は、ホームセンターで1000円で売っていたものです。生活防水仕様で裏蓋ははめ込み式です。普通に使う分には問題ないですが、裏蓋のみでステムキャップとつながっているので少々不安です。いままで不用意に取れたことはありませんが、もっと高い防水性能を謳っている時計なら、スクリュー式の裏蓋になっているのがあると思うので、気に入ったデザインが見つかれば取替えようと思っています。
それと、もっと高さを抑えたものにしたく、検討中です。